いや~、今更なんだけど盲腸の時は大変でした。
なんか、作ってんじゃねぇ~のとか言われるけど、マジリアルな話しで、
エピローグとして少しかたると、手術をしたのが次の日の朝7時とか
だったんだけど、手術にはいったとたん安心したのか、手術中、
いびきをかいて寝てたらしいw
そこの病院では盲腸って下半身麻酔なので、手術中気になって、
気になって、患者さんが見ようとかするらしい。
「いや~いびきをかいて寝たのは君が始めて」
とたたえられましたとさw
さてさて、今日のお話しは恋愛系のろそねろ王です。
タイトルは「不思議ちゃん」
彼女に初めて会ったのは、おそらく学生の頃である。
しかし、当時はクラスが違う事もあり、特に仲が良い訳でもなく、
むしろ話をする関係ですらなかった。
そんな彼女と卒業後に渋谷駅で偶然に再会し会話をした。
それをきっかけに彼女と仲良くなり遊ぶようになりはじめた。
学生の頃はこれと言って興味のない女の子だったのだが、
遊ぶようになってから彼女を知り、そして好きになるのに
時間はかからなかった。
好きになれば会いたいわけで、会えば会うほど好きになっていった。
ただ、告白できない理由があった....
それは彼女には学生時代からの彼氏がいて、
学生時代は、俺自身そいつとはは比較的仲の良い奴であった事だ。
だから、二人で遊ぶ時はそいつの事はお互いには触れず、
もちろん、そいつに連絡もせず、二人で会い、いろいろ遊びに行っていた。
・・・
3ヶ月位そんな関係が続いたのだが、そんな関係を続けるのが
嫌だったので、告白をしてはっきり白黒つけようと彼女に電話をした。
『・・・ごめんね、Rossoちゃんとお付き合いは出来ない・・・
知ってるでしょ?私、○○くんとおつきあいしてるの・・・
やっぱり、彼を裏切ることはできないよ。」
おそらくそういう回答がでるだろうな。と思っていた事だったので
それほどのショックはなかった。
『そっか、なんとなくそう言わると思っていたよ。
これですっきりしたよ、ありが...』
と言いかけた俺の言葉をさえぎり彼女が言った。
『でもね、Rossoちゃんは今では私にとってすごく大切な人なの。
だから、そばにいて欲しい・・・
今、私の部屋の窓を一生懸命叩いているの、
でも私には窓を開ける勇気がないんだよ~。』
すぐには彼女が俺に何を言いたいのかわからなかった。
・・・そして、考えてこういう結論に達した。
”諦めないで、もっと強引に私に迫ってよ!
○○くんから私を奪い取ってみせてよ!”
と言う意味なんじゃないのか?・・・と。
まさにドラマチックな展開!
おいおい俺は月9の主人公なのか?w
と自分自身にも酔いながら、月9の主人公は彼女に応えた。
『ごめんね。
そうだよね、そんな簡単にあきらめられる気持ちじゃないよ。俺だって。
俺がずっとそばにいるからさ。
だから、勇気を出してその窓を開けてよ!』
月9のワンシーンならば、ここで挿入歌がながれるのは
間違いないだろう。
そんな自分に酔いしれていると、彼女からの答えがでた。
『・・・うん。』
嬉しくて、受話器を片手にガッツポーズする俺。
まさに、ドラマチック!!テレビの前の視聴者はおそらく涙の
一粒でも流すタイミングだろう。
”がちゃ、ガラガラ・・・・。”
『え?何の音??何してるの??』
『勇気を出して窓を開けているの・・・』
『ん??』
『きゃ~大変!!
さっきから窓を叩いていたのこうもりだったぁ~!
いやぁ~部屋に入ってきたぁ!!助けてぇ~!!』
彼女は途中から「告白」の話ではなく、今起こっている自分の部屋の
状況について説明していたのだ。
そんな彼女の話を理解できず、月9の主人公になっていた、俺。
あっけにとられて何も言えない俺に対し、
”お父さんにこうもりをとってもらうから・・・”と言い残し彼女は電話を切った。
俺は大事な事を忘れていたのだ。
彼女は天然系不思議ちゃんだという事・・・。